アラビア半島の先端、オマーンなる国
どうも今回はこの旅でほぼ最初に訪れた国、オマーンに関しての総まとめです。
オマーン、それはアラビア半島の先端をイエメンとともに分かつ国。かつては海上貿易の拠点として栄えた国。国土の大半は砂漠であり、その魅力は手つかずの大自然である。-なんとも歩き方の冒頭のような始め方をしてしまいました。笑 が、僕はこの国にきてアラブの国に来たのだなと深く実感した。この記事をオマーンを後にしたエジプトで書いているからより強く感じるのかもしれない。言葉や宗教、服装からでは分からない。ドバイにもエジプトにも無い。素朴なアラブ人の姿をオマーンで見ることができた。
人々はイスラムの教えを忠実に守り、イスラムを中心として社会が成り立つ。
そのためこの国には物乞いと呼ばれる子どもがいない。イスラム教徒に課された義務のうち、ザカートと呼ばれる喜捨の制度があるためだ。これは年収の40分の1を貧しい人に現金か、食料などの物的資源を分け与えよという教えである。また公務員はイスラムの伝統衣装であるトーブと呼ばれる白い服の着用が義務付けられている。人々の移動手段がラクダから自動車に代わり欧米の文化が輸入されても伝統文化を重んじる風習がここにも表れている。
伝統衣装、トーブを着たオマーン人男性たち
アラブの国名物のマックアラビア
今回訪れたのは首都であるマスカットのみであるが、次回は南部を含めた全域を回ってみたい、(もちろん次回は国際免許証を取得してね 笑)そう思わせてくれた国である。
写真は夜のマトラ地区